名もない桜
観光地の立派な桜もいいけど、近所の公園の桜や学校の桜など、
日本人ならそれぞれ特別な思い入れのある桜があるはず。
お天気が良かった木曜日は、いつも桜シーズンには観光地にばかり行っていて
ご無沙汰していた思い出の桜を観に行くことにしました。
通学路の桜。

昔はもっと枝が道路の方へ張り出して、桜のトンネルのようになっていたのですが・・。

道路と公園に段差があるので、桜の花を間近に見ることが出来ます。

ソメイヨシノが満開。



人が写らないように撮りましたが、まだ春休みなので近所の子供が遊んでいたり、
中高生がおしゃべりしていたりする、ごくごく普通の公園です。
なのでこんなところにわざわざ遠くから見に来る人はいないと思いますが、
観光で来るような所ではありませんのでそっとしておいてくださいね。
ここに限らずですが、桜を見るために京都くんだりまでわざわざ来なくても、
子供の頃や青春時代の思い出の地元の桜が皆さんにもあるはず。
そういう名もない桜をもっと愛でてあげましょう。

隣の神社では結婚写真の撮影が行われていました。
最近は和装でもかつらを被らないのが主流ですが、この花嫁さんは文金高島田に角隠し姿でした。
このスタイル、久しぶりに見ました。

隣り合ったふたつの学校の塀越しの桜が続く坂道。

近くの大学の桜。

大徳寺塔頭・高桐院の散り紅葉

きれいな落ち葉がたくさん積もっています。



お庭の紅葉は、まだ残っている木もありました。

お庭の苔の上には、某CMみたいに全面を覆い尽くすほどの散り紅葉というわけではないですが、
一部分イイ感じに積もっていました。


青葉の時に見た面白い枝振りの紅葉。
この木は黄色だったのですね。

ドウダンツツジもとてもきれいでした。

袈裟形のつくばい。
すごく大きいので、縁にたくさん落ち葉が乗ってます。

真っ赤な紅葉。

平日なのに、観光バスで団体さんがぞくぞくとやってきて、
結構たくさんの人でしたが、きっとこれでも土日よりは空いていたんでしょうね。

京都観光Navi:大徳寺
http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000158
大徳寺・今宮神社・紫野散策
拝観できる塔頭から塔頭へ移動するときの大徳寺境内です。

本坊前から法堂や三門が並ぶ横の通路。
ここは、地元の者にとっては今宮神社や紫野高校側から旧大宮や北大路側に抜けるときに通る道。

三門「金毛閣」。

千体地蔵塚

京都観光Navi:大徳寺
http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000158
今宮神社参道側に出ると、瓦塀と美しい竹林が見られます。

通学路だったので私にとっては見慣れた景色。

今宮神社の参道の銀杏並木。

今宮神社。
この派手な楼門のわりには中はこじんまりした神社で、
観光に来るところというよりは、地元の人のお宮参りや七五三、結婚式やお祭りのための神社です。

今宮神社
http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/03/019/
今宮神社でぜひ行くべきなのは境内よりもこっち。あぶり餅屋さん。

私は南側のかざりや派。
高校の頃からよく長居させてもらって、お世話になりました。(^_^;)
あぶり餅屋さんが両方とも水曜定休なのは30年ぐらい前の紫野高校生には常識(笑)。

大徳寺塔頭・高桐院
高桐院といえば、まずはこの参道。
天気予報では雨だったので、この参道の石が濡れている風景を期待して行ったのですが、
雨は降らず、真夏のような日差しの快晴でした。
それでも両側から伸びるの木々が空を覆い深い木陰をつくるので、
参道のしっとりした雰囲気はあじわえました。

参道正面の唐門付近のもみじ。

秋には紅葉が美しい客殿の前庭。

大きなもみじの木を見上げると、上の方ではずいぶん赤くなっている枝もありました。

茶室「松向軒」。

庭に降りて散策することもできます。

庭から見た客殿。

枝の形がおもしろいカエデの木。

上のカエデの木の下あたりにある大きなつくばい。
低い位置に埋められています。
この縁の紅葉したカエデが落ちるとまたきれいなんでしょうね。

ここは紅葉シーズンにもぜひとも来てみたいお寺ですね。

京都観光Navi:大徳寺
http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000158
大徳寺塔頭・瑞峯院
方丈前の「独坐庭」は白砂の波紋が深く、荒波を表現しているそうです。

方丈の縁側に座って眺めていると、風に揺れるまわりの木々の音や北大路通りの車の音が、
まるで荒波や激流の水音のように聞こえてきます。

「独坐庭」奥の茶室の前の方は静かな入り江をあらわしているそうです。

方丈北側の「閑眠庭」。
向かい側には茶室「安勝軒」が見えます。

この「閑眠庭」は別名「十字架の庭」とも言われ、
この角度から見ると庭に配した石が十字架の形に並んでいるのが見られます。
瑞峯院を作った大友宗麟が、後にキリシタン大名として知られたことに因んで作られたそうです。
(オンマウスで十字架が現れます)

「安勝軒」への渡り廊下の横にある中庭にはキリシタン灯廊があります。

茶室「安勝軒」の内部。

門を入ってすぐのところにきれいなススキが揺れていました。

京都観光Navi:大徳寺
http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000158
大徳寺塔頭・龍源院
連休三日目は雨予報だったので、雨が降っても大丈夫なように大徳寺の塔頭めぐりに行きました。
まずは、龍源院。
ここには大小4つの石庭があり、これは方丈前の「一枝担」。


拝観入り口から入ってすぐ、書院から見える細長い石庭「滹沱底」。

滹沱底の右端にある阿吽の「阿」の石。

「阿」の石が凹ということは、庭の左端の凸の石が「吽」の石でしょうか。

開祖堂前庭。


北側の「竜吟庭」。


方丈と庫裡の間にある壺石庭「東滴壺」。
ちょうど太陽の南中で、日の光が一本、石庭の中心を通っていました。

京都観光Navi:大徳寺
http://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=1&ManageCode=1000158
紫野・あぶり餅とサカイの冷麺
前の記事にも書いたあぶり餅。
通りを挟んで北側と南側に2軒あります、
どちらのお店が美味しいかは、私は南側しか行ったことがないので比べようがないのですが、
たぶんそんなに違いはないと思います。笑
あぶり餅 かざりや
京都市北区紫野今宮町96 今宮神社東門南側

知る人ぞ知る「サカイの冷麺」。
冷麺とは、韓国料理の冷麺ではなくて、いわゆる冷やし中華のことです。
(冷やし中華を冷麺と呼ぶのは京都だけなんでしょうか???)
っで、とにかくここの冷麺は、一般的なしゃばしゃばの黒いタレではなくて、
ごまだれ風のまったりしたタレなんです。
からし酢味噌っぽい味で、太めの腰のある麺とのバランスが絶妙です。
中華のサカイ
http://www.reimen.jp/

千本北大路のモニカ。
ここは、初めて入ったのですが、以前に知り合いからここのクッキーを頂いて、
すごく美味しかったので、他の物も食べてみたいと思っていました。
この日は喫茶店を探していてたまたま入ったのがこのお店だったのですが、
お店のスイーツもとても美味しかったです。
写真は「古都」という名前がついていました。
抹茶のロールケーキにいろいろデコレーションしてあるのですが、
あんこや栗ものっていて和テイストです。

こちらは、シュークリームのデザート。
硬めのサクサクのシュー生地に濃厚なカスタードがぎっしり詰まったシュークリームと、
三色アイスとフルーツが盛りだくさんのデザートです。

本店は北野天満宮近くの今出川通りにあるお店のようです。
京都MONICA
http://www.monica.jp/
番外編。
これは、チャーハンを作っているところじゃなくて、
お店の前のガラスケースに入った食品サンプルです。
今まさに鍋のうえでかえされるぱらぱらのチャーハン。
とっても美味しそうです。笑
おいてあったのは、北大路通りの北京亭。
脇に置いてある札には、
「海鮮チャーハン 食べられません」と書いてあります。笑

今宮神社・新緑の昼下がり

有名な観光神社というわけではなくて、こじんまりとした神社ですが、
地元の住人にとっては馴染みの深い神社です。

今宮神社は、徳川綱吉の母・桂昌院(お玉)の出身地の西陣の氏神であるのにちなんで、
「玉の輿守り」というお守りが授与されるので、
最近では玉の輿神社として婚活中の女性に人気のようです。
そして、こちらは西陣の織物の神様として祀られている「織姫社」。
左右の灯籠は機織りの道具です。
緯糸を巻いた「ぬき」を取り付けて、縦糸に緯糸通すシャトルですね。
これ自体の名前はなんというのか知らないんですが…。

神占石。
最初に三回たたいて石を持ち上げ、次に願い事をして三回なでてから石を持ち上げる。
二度目に持ったときに軽く感じれば願いが叶うそうです。

東側の門のからちらりとみえるのは…。

今宮神社に行く最大のお目当ては、やはりこれです。
「あぶり餅」。

この日は平日で空いていたので、お座敷にあがってのんびりできました。

最近でこそ観光客が多いですが、
昔は地元の人間が喫茶店がわりによく利用していました。笑

船岡山公園・予想外の藤
大徳寺など、紫野あたりを散策したした日、
船岡山にも登ってみました。

建勲神社側から登ったのでかなりしんどかったです。(^^;)

建勲神社の境内のシラン。

この日は、お昼過ぎまで雨上がりの曇り空だったのですが、
夕方が近づく頃にはだんだんと晴れてきました。

頂上近くの公園のツツジがちょうど見ごろでした。

頂上から少し降りたところにある野外ステージ。
なんだか懐かしいなぁ…。

ステージのちょうど裏側にある小さな児童公園の藤棚。

見ごろは少し過ぎていたようですが、
ここにはふたつの藤の木があって、一本はこの写真の藤の木で、
もう一本は、かなり散っていたので、写真は撮っていませんが、
花の穂はとても長かったみたいです。
来年は、この藤の咲く頃に見に来てみたいと思います。

大徳寺・雨上がりの苔の庭
このあたりは、思いっきり地元なんですが、
地元すぎて、今まで、大徳寺の有料の所なんか、入ったことがありませんでした。(^^;)
いや、地元住民なんてそんなもんなんですよ。

観光客が拝観できる塔頭を手当たり次第に入ってみました。笑
まずは、龍源院。
雨に濡れたツツジがきれいでした。

龍源院には、小さなお庭が4つありました。
まず最初に見えるのが「こ沱底(こだてい)」
阿吽の石庭。

そして、方丈の前庭「「一枝坦(いっしだん)」。

方丈の前庭を眺める軒先から後ろを振り向くと、「東滴壺」という坪庭があります。
これは、日本最小の石庭と言われています。

方丈の縁側をぐるりとまわって、一枝坦のちょうど反対側には、
今まで見た三つのお庭とはうってかわって緑の苔のお庭でした。
「竜吟庭」。

龍源院を拝観したあと、勅使門や三門の脇を通って…、

大仙院にたどりつきました。
ここはすべて撮影不可のためご紹介できませんが、
とても美しいお庭がありました。
そして、オリジナルのお菓子とお抹茶もいただけます。

大仙院のあと、すぐ近くの芳春院にも寄ってみました。
今は、拝観出来ませんが、玄関の前までは入れます。

芳春院のあとは、西側の通りに出て、
この瓦の壁を見に行きました。

一旦外に出た後、ふたたび西側から入って高桐院に行きました。(一番上の写真)

お天気が良くない日は、この時期、青紅葉や苔の庭がいいですね。

秋の紅葉で有名なこのお庭ですが、
この時期も、息を飲むほど美しい新緑と苔の緑でした。

春から赤いカエデは時々見かけますが、
ここのお庭には秋のように真っ赤なカエデがありました。

お庭におりて散歩しているとすぐに目に入ってくるのはこの大きなつくばいです。
袈裟形おりつくばいと言うそうです。

大徳寺の拝観できる塔頭は、今は全部で4つだそうですが、
今日は、工事中かなにかで、3つだけでした。

大徳寺
http://www.rinnou.net/cont_03/07daitoku/
上善寺・小山郷六斎念仏
紫式部の墓
今宮神社参道

東側は大徳寺。

この塀、古くて価値のあるものらしいと、
高校生の時聞いたような気がするが、なんというのか知らない。(^^;)

西側は母校のテニスコート。

色づいた銀杏の葉を発見!
ここは紅葉の季節になると黄色い銀杏並木が美しい。
またその頃に写真を撮ってきますね。

Copyright notice
引用については著作権法第32条第1項に基づき、公正な慣行に合致する方法でおこなってください。
とくに出所の明示(第48条)を遵守してください。
そのうえで、引用元ページへのリンク、または、引用する旨のご連絡をお願いします。
Copylight (C)2007-2015 京都・フォト日記 yukari, All rights reversed.
お申し出のない無断使用を発見した場合は厳しく対処させていただきます。
当ブログに掲載している写真の無断使用はお断りしております。
アダルト以外の非営利の個人ブログ・サイト様は、メールかコメント欄で一言お知らせいただいた場合に限りお使いいただけます。
商用サイト(アフィリエイトサイトも含む)でのご利用をご希望の方は、メールにてご相談承ります。
メールフォームはこちら
また、下記のサイトでも一部の写真を販売しております。
写真素材フォトライブラリー